バーコードスキャナー FAQ
セットアップ、スキャン、スキャナーが PC に届かないときの確認ポイントをまとめました。
はじめに
2D Code Scanner では何ができますか?
Android スキャナーで読み取ったバーコードを、同じローカルネットワーク上の Windows または macOS 用 Companion(Linux は試験的対応)に送信します。Companion は、キーボードウェッジのように、PC 上でフォーカスされている入力欄へ各コードを入力します。
キーボードウェッジのように動作しますか?
はい。Companion は、キーボードウェッジと同じように、PC 上でフォーカスされている入力欄へバーコードを入力します。スキャンのたびに Enter や Tab を追加することもできます。
USB バーコードスキャナーの代わりに使えますか?
はい。Zebra 端末やスマートフォンが、別売りの USB スキャナーの代わりになります。Companion は Windows、macOS、試験的対応の Linux で、フォーカス中の入力欄にコードを入力します。
何をインストールする必要がありますか?
Zebra アプリとカメラアプリのどちらを使えばよいですか?
アカウントやサブスクリプションは必要ですか?
いいえ。クラウドアカウントもサブスクリプションも不要です。バーコードはスキャナーと PC の中にとどまり、通信はネットワーク上で AES-256-GCM により暗号化されます。
ペアリング
スキャナーを PC とペアリングするには?
- Companion を開きます。ウィンドウが見当たらない場合は、トレイに常駐している可能性があります。
- スキャナーと PC を同じローカルネットワークに接続します。
- Zebra 端末では、QR コードに向けてハードウェアトリガーを押します。カメラアプリでは Scan をタップします。
- スキャナーに Connected と表示されれば完了です。
PC に複数のネットワークアダプターがある場合は、Companion の Settings → Connection Wizard(またはホームの Connection Wizard リンク)を開いてください。ウィザードは推奨の LAN アドレスを案内し、ファイアウォールの設定にも対応し、端末で Connections を開いたときに表示されるスキャナーを一覧にします。QR コードをスキャンする前に、Network をスキャナーから到達できるアドレスに手動で設定することもできます。
毎回ペアリングし直す必要がありますか?
いいえ。ペアリング情報はスキャナーの Connections に保存されます(ホーム画面の接続の行をタップします)。Companion は終了して再起動しても同じペアリングトークンを保持するため、スキャナーは自動的に再接続します。
同じネットワーク内で PC のアドレスが変わった場合は、Companion が新しいアドレスを通知し、保存済みの接続が更新されます。QR コードをもう一度スキャンする必要があるのは、PC が別のネットワークに移ったときか、QR コードを再生成した後だけです。
複数の PC を使えますか?
はい。各 Companion の QR コードをスキャンすると保存されます。接続名の変更、使用中の接続の切り替え、削除は Connections から行えます。
Regenerate QR を実行するとどうなりますか?
新しいペアリングトークンを作成し、すべてのスキャナーを切断します。各端末は新しい QR コードをスキャンするまで再接続できません。古いペアリングを無効にしたいときに使ってください。IP アドレスが変わっただけの場合は必要ありません。
スキャナーに「Companion が古すぎる」と表示される
Companion を 1.1.0 以降 にしてください。入手先はダウンロードページです。または Companion の設定で Check for updates を使います。古い Companion は拒否され、PC アプリを更新するまで再接続できません。
スキャン
コードは端末に表示されるのに、PC には何も入力されない
まずテキスト入力欄をクリックしてください。Companion はフォーカスされているウィンドウに入力します。
Companion の Settings で Type into focused window をオンのままにしてください。スキャナーでは Resend last scan を使うと、接続が確立した後に最後のコードをもう一度送信できます。
開いている照合セッションやカウントセッション内で一致した項目は、意図的に端末内にとどまり、PC には入力されません。詳しくは棚卸セッションをご覧ください。
ステータスが Connected でない場合、スキャンはキューに入り、接続が戻ってから送信されます。いつまでも接続できない場合は、ネットワークのトラブルシューティングから確認してください。
スキャンのたびに Enter や Tab を送るには?
スキャナーで Settings を開き、After each scan を Enter、Tab、なしのいずれかに設定します。既定は Enter です。
対応しているバーコードは?
Code 128、Code 39、Code 93、EAN-8、EAN-13、UPC-A、UPC-E、Interleaved 2 of 5、GS1 DataBar、QR Code、Data Matrix、PDF417、Aztec、MaxiCode、MicroPDF417、Micro QR Code に対応しています。
Zebra 端末では、DataWedge でもそのシンボル体系を有効にする必要があります。カメラアプリは、端末内のスキャナーエンジンがカメラ画像からデコードできるものを読み取ります。
Zebra のトリガーを押しても反応しない
初回起動時に 2DCodeScanner という名前の DataWedge プロファイルが作成されます(バーコード入力、このアプリへのインテント出力、キーストローク出力はオフ)。このプロファイルが存在し、このアプリに関連付けられていることを確認してください。
このアプリには DataWedge を搭載した Zebra 端末が必要です。他メーカーの Android 端末やカメラアプリは、このプロファイルを使いません。
カメラアプリでスキャンできない
Android から求められたらカメラの権限を許可し、Scan をタップします。スキャナーがバックグラウンドで動き続けられるよう、通知の権限も必要です。
棚卸セッション
照合セッションとは?
期待されるバーコードのチェックリストです。スキャナー上、または Companion の Tools → Validation で作成し、スキャナーに送信します。一致したスキャンは項目にチェックが入り、PC には入力されません。
すべての項目にチェックが入ると、セッションは完了します。端末の Reset / undo はチェックをすべて外し、リストをもう一度スキャンできるようにします。Return to building はチェックを外したうえで、コードの追加や削除ができる状態に戻します。
カウントセッションとは?
数量の集計です。スキャナー(Sessions → Counting)または Companion(Tools → Counting)で作成し、端末で開いてスキャンします。数量は Companion に同期されます。Companion では集計を TSV としてコピーできます。
セッション中にスキャンが端末に残ったのはなぜですか?
照合またはカウントの詳細画面を開いている間、スキャンはそのセッションのものとして扱われます。通常のバーコードをフォーカス中の PC の入力欄に入力したいときは、セッションを閉じてください。
ネットワークのトラブルシューティング
スキャナーと Companion は、ローカルネットワーク内だけで通信します。インターネット、Bluetooth、クラウド中継は使いません。ゲスト Wi‑Fi、クライアント分離、VPN、ファイアウォールが端末間の通信をブロックしていると、Web を閲覧できるスマートフォンでも PC に届かないことがあります。
次の順に確認してください
- Companion が実際に起動している
ウィンドウを閉じると、Close to tray がオンの場合はトレイに格納されます。この状態でもスキャナーは接続できます。トレイアイコンの Quit を選ぶと終了します。
- 両方のデバイスが同じローカルネットワークにある
スキャナーは Wi‑Fi を使います。PC は同じ Wi‑Fi、または同じ LAN につながる有線 Ethernet のどちらでも構いません。ゲストネットワーク、公共のホットスポット、クライアント分離のあるアクセスポイントでは、双方がインターネットに接続できていても端末同士が見えません。
- QR コードのアドレスがスキャナーから到達できる
Companion の Settings → Network に PC の LAN アドレスが一覧表示されます。社内 Wi‑Fi または Ethernet のアドレス(多くは
192.168…または10…)を選んでください。VPN、仮想マシン、ハイパーバイザーのアダプターは避けます。または Connection Wizard を使います。推奨アダプターにはラベルが付き、Connections を開いているとき、または初回案内が接続ステップにあるときは、スキャナーが一覧に表示されます。変更後は QR コードをもう一度スキャンしてください。 - ファイアウォールが Companion を許可している
受信の TCP と UDP 17832(または Settings → Port で設定したポート)を許可してください。接続には TCP を使います。同じポートの UDP は、DHCP でアドレスが変わったときに保存済みスキャナーが PC の新しいアドレスを見つけるため、また Connection Wizard で Companion がスキャナーを検出するために使われます。
- 現在の QR コードをスキャンする
ネットワーク、ポート、PC の LAN を変更した後に行ってください。同じネットワーク内で IP アドレスが変わっただけなら、新しい QR コードは必要ありません。
それでも接続できない場合
ステータスが Connecting または Not connected のまま
- スマートフォンと PC の VPN をオフにして、QR コードをもう一度スキャンしてください。VPN があると PC の LAN アドレスが見えなくなることがよくあります。
- ゲスト Wi‑Fi から退出し、スマートフォンと PC が互いに通信できるプライベート LAN を使ってください。
- 社内ネットワークを使わずにアプリを試すには、PC をスキャナー用スマートフォンのホットスポットに接続するか、両方を小型のトラベルルーターにつないで、そこで QR コードをスキャンします。
- Windows では、Private ネットワークで Companion を許可してください。Public に設定されたネットワークでは、他の端末からの着信接続が遮断されることがよくあります。
- macOS では、システムから求められたらローカルネットワークへのアクセスを許可してください。Linux では、同じポートを TCP と UDP の両方で許可してください。
以前は動いていたが、PC のアドレスが変わった
- ペアリングトークンはそのままにしてください。Regenerate QR を実行すると、すべてのスキャナーが再ペアリングを求められます。
- その UDP ポートを許可していれば、Companion が新しいアドレスを通知し、保存済みの接続が更新されます。ポートがブロックされている場合は、現在の QR コードを一度スキャンしてください。
- 別のネットワーク(オフィスと自宅、または新しい VLAN)に移った場合は、QR コードをあらためてスキャンする必要があります。
画面が消えると接続が切れる
- スキャナーは、画面が消えている間 Wi‑Fi 接続を一時停止します。通知には、接続が一時停止中であることが表示されます。
- スキャナーの設定で Keep screen on をオンにするか、画面を点灯して再接続してください。
- Android から求められたら通知の権限を許可してください。許可しないと、スキャナーのサービスを動かし続けられません。
スキャンが端末に残る
- ステータスが Connected でない場合、スキャンはキューに入り、再接続後に送信されます。失われることはありません。
- 照合またはカウントの画面が開いている場合、スキャンは入力されず、そのセッションに保存されます。
- ホーム画面のステータスが Connected なら、PC のテキスト入力欄をクリックし、Type into focused window がオンになっていることを確認してください。
ポートを変更した
- ポートは QR コードに含まれています。Companion の設定で適用し、新しい QR コードをスキャンしてください。
- そのポートを TCP と UDP の両方で許可してください。すでにこの Companion を保存しているスキャナーは、通知から新しいポートを取得します。一度も保存していないスキャナーは引き続き 17832 でビーコンを送るため、最初の 1 台は QR コードをスキャンしてペアリングしてください。
- 別のプログラムがすでにそのポートを使用していると、Companion は待ち受けできません。1024 より大きい空きポートを選んでください。
解決しない場合は、office@updruck.com まで次の情報をお送りください。Companion のバージョン(PC の設定)、Android アプリのバージョン(スキャナーの設定)、Network で選択したアドレス、そしてスマートフォンがゲスト Wi‑Fi や VPN に接続しているかどうか。